喜入基地は世界最大級の原油中継備蓄基地です。
いつの時代も必要不可欠な石油の安定供給を、鹿児島から支えていきます。
我が国の石油需要の約2週間分を備蓄可能で、
安全に・大切に備蓄管理しています
喜入基地では、16万Kℓクラス24基、10万Kℓクラス30基、5万Kℓクラス3基、合計57基(貯蔵能力735万Kℓ)の原油タンクを擁し、海外から輸送された原油を大切に管理しています。
喜入基地の原油タンクは、大きな地震や台風にもビクともしない構造になっています。
また、漏油検知器や油火災に対する泡消火装置、冷却散水設備などの防災設備も完備されています。
原油タンクの屋根は浮屋根式となっており、原油量の増減で自動的に屋根が上下するようになっています。
原油の油面に屋根が浮いているため、火災の原因となるガスの発生を防ぎ、同時に臭いの発生も防いでいます。
日本で唯一の原油中継基地として
石油の安定供給を支えています
世界各国で採掘された原油は大型タンカーで喜入基地を経由し、その後日本全国の製油所へ運ばれます。
原油は、製油所で石油製品に生まれ変わり、様々な形でお客様のもとに届けられます。
喜入基地は、産油国とENEOSグループの各製油所を結ぶ原油中継基地として重要な役割を担っており、その受払量は日本の石油消費量の約10%に相当します。
シーバース
喜入基地とタンカーを繋ぐ係留設備です。
とても大きく頑丈で、35万トン級の大型タンカーも接岸できます。
ローディングアーム
喜入基地の配管とタンカーを繋ぐ重要な設備です。
無線式油圧操作により、安全かつ迅速に接続が可能です。
コントロールハウス
最新のコンピューターやプロジェクターを駆使し、原油の受入・払出・バルブの操作など集中管理、制御を行っています。
試験室
喜入基地に届く原油はすべて試験室にて分析を行い、性状を把握することで適切な管理に役立てています。